5年生存率3割

舌がんと診断されました。そのメモです。

遊離皮弁

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手術では,切り取ったところにお腹から皮膚などを持ってくる遊離皮弁(ゆうりひべん)もおこないました。

 

皮弁とは、「血流のある皮膚・皮下組織や深部組織」を移植する手術方法です。英語では‘flap’と表現されます。文字通り「形を成し元通りに復元する」ことを目的とする形成再建外科分野では、最も重要な手術手技のひとつで、その歴史は古くインド造鼻法にまで遡ることができます。それが、20世紀に入り人体の皮膚血流の研究が進み、1970年代からはマイクロサージャリーの発展とあいまって目覚しく進歩しました。わが国の形成外科医の貢献も大きく、世界的に見てもトップレベルの技術を持っています。(日本形成外科学会)

www.jsprs.or.jp

 

はじめて聞くことばでしたが,Macは一発で変換するし,ネットにも情報がたくさんあるしで,ここでも知らないのはわたしだけ? な感じです。

 

改めて術前の説明書を読んでみると

「血のめぐり(血流)がない組織は壊死してしま」うため「皮膚,皮下脂肪,筋肉,骨などの組織を,血のめぐりを保ったまま,生きた組織として移動する方法を皮弁と」(「再建手術をお受けになる方への説明書」)

いうそうです。

 

と,読んだだけでも難しそうな手術です。わたしの受けたのは腹直筋皮弁で,お腹の傷はけっこう大きいし,いまも元に戻る様子はありません。

 

それに,埋めたほうの左顎はすっかり「こぶとり爺さん」ならぬ「こぶとり婆さん」です。

 

(画像はネットから拝借/こんなに美人だといいけれど)

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