5年生存率3割

舌がんと診断されました。そのメモです。

口の中がいっぱい

f:id:allo-kobo:20191017190640j:plain

 

飲込みや構音のリハビリが始まったころは,口の中が切り取った舌の代わりにお腹からもってきた=皮弁(ひべん)したものでいっぱいでした。意識しないと口がちゃんと閉じないくらいなのです。そのせいで,物を食べようとしたりしゃべろうとしたり,つまり口を開けようとするとヨダレがたら〜りと垂れてしまいます。なんだかひどく衰えた気がしたものです。

 

この皮弁したものは徐々に小さくなっていくのですが,小さくなっても,口を開けるときうっかりすると,ヨダレがたら〜り,となります。なんだかなぁ,です。

 

 

写真は「嚥下食移行食」(どろどろの「嚥下食ペースト」のつぎの段階)の魚のあんかけです。魚の形に成形したうえで「小さめ一口大」に切り込みが入っています。こんな工夫をしてもらうと,なんだか温かい気持ちになります。食べなくちゃ,という気にもなります。

 

***